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2014
02.15

相続相談(17)金銭的援助と特別受益-相模原 相続相談ネットワーク

Category: 未分類
相模原 相続相談ネットワーク(弁護士伊藤信吾)が贈るブログです。
橋本駅前弁護士事務所(弁護士法人相模原法律事務所従事務所)はこちらです。

故人から,金銭的援助を受けた息子は,相続の際に,金銭的援助の総額について特別受益とされるのでしょうか。

また,故人が孫に対して養育費を負担した場合に,それは相続人である息子の特別受益になるのでしょうか。

こういったケースについて,東京家裁平成21年1月30日審判では,以下のように判断しています。

このケースでは,父親であった故人から相続人の一人に対しては、約2年の間に1月に2万円から25万円の送金がなされていました。

そして,裁判所は,本件遺産総額や被相続人の収入状況からすると,1月に10万円を超える送金は生計資本としての贈与であると認められるが,これに満たない送金は親族間の扶養的金銭援助にとどまり生計資本としての贈与とは認められないとしました。

また,相続人である息子の子の養育費用を故人が負担していたとしても,これをもって被相続人から相手方に対する生計資本としての贈与とは直ちにいえないとして,仮に相手方の生計維持に貢献した分があったとしても,被相続人には黙示的な持戻し免除の意思表示があったとして,特別受益として認めませんでした。

かように,親族としての援助については,金額の多寡等によって特別受益と認められないこともありますので,注意が必要です。
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